|
我が国では、精神障害者の社会復帰を促進することが緊急の課題となっています。このため、医師等の医療従事者が行う診療行為に加えて、退院のための環境整備などについての様々な支援を行う人材の要請・確保が求められています。こうしたことを背景に、精神障害者の社会復帰に関する相談援助を行う者として、精神保健福祉士の資格制度が創設されています。
精神保健福祉士は、名称独占資格ですが、精神保健福祉センターや保健所、精神障害者福祉施設などで必置資格に準ずる資格となっています。また、社会福祉士、介護福祉士と並ぶ日本の福祉の国家資格のひとつに数えられています。
「精神保健福祉士」試験科目は、筆記試験(13科目)が精神医学、精神保健学、精神科リハビリテーション学、精神保健福祉論、社会福祉原論、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論、精神保健福祉援助技術、医学一般、心理学、社会学及び法学。
社会福祉士である人は、上記試験科目のうち、社会福祉原論、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論、医学一般、心理学、社会学及び法学の試験が免除される(申請が必要)。
◆試験形式
出題形式は五肢択一方式 出題数 160問、総試験時間数 255分
◆試験科目
筆記試験:精神医学、精神保健学、精神科リハビリテーション学、精神保健福祉論、社会福祉原論、社会保障論、公的扶助論、地域福祉論、精神保健福祉援助技術、医学一般、心理学、社会学及び法学。
※資格取得には、保健福祉系大学に進み、指定科目を履修し、受検資格を得て、現役で試験に合格するというのが最短の資格取得ルート。
そのほかには、保健福祉系の短期大学を 卒業後、相談援助業務の経験を1〜2年積んで試験を受けたり、福祉系短期大学や一般大学を卒業後、指定された養成所で就学し、受検するという方法もあります。
※仕事内容 ⇒ 「精神保健福祉士」の仕事を動画で見る
|
◆教材情報
・アマゾンで一番売れている「精神保健福祉士」試験対策の本
⇒2013精神保健福祉士国家試験過去問解説集 (第12回-第14回全問完全解説)
⇒精神保健福祉士受験ワークブック2013(専門科目編)
⇒精神保健福祉士受験暗記ブック2013
|