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「心理カウンセラー」 は、今特に注目が集まっている資格の一つですが、日本では心理士、心理カウンセラー、心理セラピストなどの心理職には国家資格はありません。
しかし、民間の心理学関連資格は多数存在します。また一方で、メンタルケア先進国である欧米諸国は元より、中国・韓国にも心理職国家資格が既に整備されている現状など、国際的観点からも制度の遅れがあることから、医師関連団体が提案する「医療心理師」(仮称)を中心に、心理職の国家資格を創設しようとする動きがあり、現在も協議、検討が重ねられています。「医療心理師」は、特に医療・保健・福祉分野における心理職国家資格として考えられています。
※「医療心理師」でなく、「医療心理士」と称する資格があります。これは、社団法人日本心身医学会が認定する民間資格で 、もちろん、先述の「医療心理師(仮称)」とは全く別の資格です。
現在、公務員の中に、「心理職」と呼ばれる職業があります。例えば、 家庭裁判所調査官や心理判定員/相談員(地方公務員上級の心理職)、病院での心理職などがあげられますが、どの心理職の場合でも、試験の合格率は5%程度あるいはそれ未満と極めて低く、非常に難関です。
また、 心理系の大学や大学院で専門科目を履修すれば、司法機関や行政機関が実施する心理職の公務員採用試験を受け、 合格すれば心理カウンセラーとして活躍することもできます。
一方、民間資格の場合は、養成講座を受講し、資格試験に合格すればカウンセラーとしての資格が取得できますので、 その資格を武器にクリニックや民間企業などのカウンセラーの求人募集を探し、就職すればカウンセラーになれます。 結局、カウンセラーや心理士などには、現在、公的な資格は存在しませんので、資格を取得する場合は民間資格しかありません。
※民間資格には臨床心理士、 認定心理士、 産業カウンセラー、教育カウンセラー、精神対話士 等々、非常にたくさんの資格がありますが、ここでは、その中でも社会的に一番評価が高い「臨床心理士」についての受験要綱を記しています。
※臨床心理士は、財団法人日本臨床心理士資格協会が主催し、文部科学省が認可する資格です。
◆試験形式
・1次試験 筆記試験
午前:設問100題(多岐選択式 マークシート方式)/時間2時間半
午後:論述(文字数1001〜1500字)/時間90分
・2次試験 口述面接試験(1次試験合格者対象)/時間10分
◆試験科目
・1次試験 筆記試験
@臨床心理学に関する設問100題
A定められた字数の範囲内で論述する小論文
※仕事内容 ⇒「カウンセラー」の仕事を動画で見る
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◆教材情報
・アマゾンで一番売れている「心理カウンセラー」対策の本
⇒心理学検定 基本キーワード
⇒スピリチュアル心理学入門
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